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  • 執筆者の写真みずき書林

思考実験としてのシェアスペース

更新日:2022年6月5日

郊外に一軒家を借りる。条件は、

1.家賃が安いこと

2.事務所利用可能

3.通勤可能な範囲内

4.近くに書店がないのが望ましい

5.その地域にゆかりの文士や文化人、面白い郷土資料なんかがあるとなお楽しい

といったところでしょうか。


そこに集まって、みんなでシェアスペースを営む。住みたい人は住み込んでもいい。

シェアオフィスで何をするかというと、

1.出版業

2.組版・デザイン業

3.書店業

4.映像制作

5.イベント企画(アカデミックな講座、映画上映会、トークイベント、料理イベント etc.)

6.レンタルスペース

7.子ども向けのシェルター、遊び場所のような開放の仕方もありかも

といったプロジェクトを複数立ち上げて、同時進行させていく感じ。


コンセプトは、

「本を中心に据えて、〈①地域と密接な活動〉もしくは〈②本以外の生産活動〉を組み合わせる」



スペースへの参加条件は、

1.家賃を頭割りで負担すること

2.本業が他にあってもかまわない(むしろそれがないとスタートアップ時は立ち行かないかも)。ただし、このスペースで立ち上がったプロジェクトについて、最低ひとつは常に参画し続けること

3.会社組織にはしない。あくまで、独立した自由な有志がやりたいことを持ち寄り、協力し合いながらマネタイズする場を目指すこと

4.よって1の家賃以外の費用負担は原則としてなし。プロジェクトの実施費用と収益は、すべてプロジェクト参画者で案分する

スタート段階では、ひとまずこれくらいでいいかなと思います。


たとえば僕の場合であれば、地域と関わり合う本を作るのもいい。

書店の棚作りも手伝えるかもしれない。たとえば病気について腰を据えて向き合う棚にトライしてもいいかも。

あるいは講座やトークイベントのレクチャラーを呼ぶこともできるだろう。

料理イベントなんかもしてみたい。



コロナ禍のなかでリモートワークが進み、「場の力」「協働意識」が希薄になっている気がします。それはそれでよい面もあるのですが、一方でそういう出会いの場を持てることの楽しさもまた、憧れとともに再びクローズアップされてくると予想しています。

インプットの空間を共有し合い、それぞれのアウトプットの時間を作り出すこと。


そんなことを夢想してます。

だれか一緒に考えてみませんか?


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自分の本の準備を進めつつ、この数日で、いくつかの企画が動き始めました。 昨年末からほぼ動きを止めていた出版活動が、再び活発化しつつあります。 どこまでやれるかはわかりません。 でもやれる限りやってみようと思います。 いま一緒にやろうと話している相手は、みんな僕の病気のことをわかってくれています。 もしかしたら迷惑をかけるかもしれないけれど、でもやはり最後までみずき書林は活動を続けていこうと思います

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