加盟している版元ドットコムという出版社の連合があります。
そこのウェブサイトに「版元日誌」というコーナーがあり、加盟社が持ち回りで短文を寄稿しています。
この度、お鉢が回ってきて、短いテキストを書きました。
なにを書いても自由というコンセプトなのですが、読者や書店さんよりは、どちらかというと同業者の方が見るほうが多いのかと思い、つい変化球気味の内容にしてしまいました。ちょっと反省中。
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ところで、2コマある非常勤講師の授業のうち、ひとつは少人数なので、
「架空の出版社を立ち上げて企画を立案し、著者に依頼状を出す」
という演習を半年間で行っています。
7人ほどのグループワークです。
先日、会社名と企業理念を決めたのですが、社名は、
第壱発見社
になりました。
なかなか良い社名だと思いませんか?
決定には僕は一切関与せず、彼らの発言に任せたのですが、若い学生さんはラノベやゲームに関心が深く、冒険小説やミステリ、マンガなどよく読んでいるようです。
そこで最初は、
「容疑社」
という社名候補が挙がったのですが、容疑者だとあまりイメージが良くないし、ということでいろいろ考えているうちに「第一発見者」が出てきました。
さらに「ぱっと見〈第一生命〉みたいだし、ちょっと厨二感入れたい」ということで「一」→「壱」になりました(笑)。
企業理念のなかには「新しいことを見つけ、読者の関心を呼びおこす」といったニュアンスの文言もあり、ぴったりじゃないかと。
インパクトがあり、よくできた社名だと思います。
「だいいちはっけんしゃの○○です」とか、名刺交換も楽しそう。
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