後半の50冊。
(昨日ブログ更新ができなかったので、前後半に分けて1日に2本アップすることで帳尻を合わせる作戦)
自分の印象にとどまっている本を挙げる、というのはかなり恥ずかしいものですね。
お気に入りのポップソング100とか、好きな映画100とかだったらぜんぜん抵抗なくやれると思いますが、本に限ってひどく恥ずかしいのは、こういう仕事をしているからなのか、あるいは書物というものには、やはり知的体系としていまだに特権的な地位が与えられているからなのか。
世界的な超名作・有名作家を挙げるのもなんだか衒学的でうっとおしいし(そりゃいちおう、ドストエフスキーもヘミングウェイも漱石も読んでますよ、と言い訳しておく)、あまりマニアックな選書をしてもそれはそれで嘘くさいし。
まあ、そういう無意識は働いたかもしれませんが、ひとまずこんなものです。
51 アムステルダム/マキューアン
52 豆腐屋の四季/松本竜一
53 アーサー王の死/マロリー
54 天気好い日は小説を書こう/三田誠広
55 あ・うん/向田邦子
56 白鯨/メルヴィル
57 停電の夜に/ラヒリ
58 交換教授/ロッジ
59 楽園ニュース/ロッジ
60 夕陽の河岸/安岡章太郎
61 女たちよ!/伊丹十三
62 イエスの生涯/遠藤周作
63 鳥類学者のファンタジア/奥泉光
64 蝉声/河野裕子
65 文章読本/丸谷才一
66 スペインの宇宙食/菊地成孔
67 月と星は天の穴/吉行淳之介
68 三国志/吉川英治
69 水滸伝/吉川英治
70 tsugumi/吉本ばなな
71 米朝全集/桂米朝
72 吾輩ハ苦手デアル/原田宗典
73 燃えよ剣/司馬遼太郎
74 フォーチュンクエスト/深沢美潮
75 永遠のジャック&ベティ/清水義範
76 歌仙/石川淳
77 紫苑物語/石川淳
78 古都/川端康成
79 歌行灯/泉鏡花
80 婦系図/泉鏡花
81 ダウンタウンヒーローズ/早坂暁
82 ダンス・ダンス・ダンス/村上春樹
83 走ることについて語るときに僕の語ること/村上春樹
84 69/村上龍
85 御伽草子/太宰治
86 吉野葛/谷崎潤一郎
87 梅安シリーズ/池波正太郎
88 現代思想の冒険/竹田青嗣
89 ガダラの豚/中島らも
90 実録・外道の条件/町田康
91 銀河英雄伝説/田中芳樹
92 アルスラーン戦記/田中芳樹
93 メタモルフォセス群島/筒井康隆
94 ロートレック荘事件/筒井康隆
95 ノラや/内田百間
96 知的生産の技術/梅棹忠夫
97 愛と死/武者小路実篤
98 路上の人/堀田善衛
99 定家明月記私抄/堀田善衛
100 秘密結社の手帖/澁澤龍彦
なおついでに、「いつか読もうと思っているのに、なぜか読み進めることができなくてずっと気になり続けている本」というジャンルもあります。
僕のなかではその筆頭は、
シェルタリング・スカイ/ボウルズ
です。
新潮文庫版を持っていて、シアトルにもトロントにもハワイにも上海にも連れていきましたが、どういう心理なのか読むことができなくて、そのたびに空しく帰国してきて本棚に戻る、ということを繰り返している本です。
いつか読むことがあるのでしょうか。
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