文芸社主催、毎日新聞社後援の「人生十人十色大賞」
という文学賞で、茨城県の野島准一という新人が最優秀賞を受け、作家デビューすることになりました。
この男、野島准一とは世を忍ぶ仮のPNで、実はぼくの同姓・ほぼ同年の従兄弟です。
数年前、彼は非常に稀な病気になり、一時は自分で呼吸もできず、寝たきりでまぶたしか動かせないという厳しい状況に置かれました。
受賞作『まっすぐな遠まわり』は、その難病克服の体験を元にした作品です。
僕は執筆中に作品を読む機会があり、受賞の知らせを、少し前に今度は僕が入院していた時に病床で聞いたのでした。
彼にとってはもちろん、僕にとっても重みのある作品であり、奇妙なつながりを感じる受賞でした。
作品が刊行されたら、読んでいただければ幸いです。
そしてこの作品の最大の注目ポイントは、中盤で登場する、主人公の従兄弟です(笑)。
彼は難病を乗りこえ、その体験を作品にまとめました。
僕も見習い、あやかりたいと思うのです。
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