top of page
  • 執筆者の写真みずき書林

本の未来、あるいは僕の未来――ニンゲンラジオ(後編)


HISASHI君とAMIさんのラジオにゲスト出演した回、後編が公開されました。


ここで内容について長々と書いてそれを読んでもらうよりは、ぜひ聞いてみてください。


僕は歴史学・社会学・文学といった本が好きで、そういった本を作ってもいます。

それを踏まえていろいろ喋ったのですが、個人的にもっと喋りたかったこと。


それは「感動ってなに?」ということでしょうか。


感動をするって、どんなメカニズムなんでしょうね。

スーパーロジカルなHISASHIと、観察眼とジャンプ力に優れたAMIさんは、心振える「感動」をどう言語化するのか。

っていうか、最近、感動した?


なんてことはまたいつか喋りましょう。


ふだん出版関係者とは話をするんだけど、広告業界の人たちと「本の未来」「いまの本の摂取のされ方」について話をするのは、とても新鮮な体験でした。

そしてそれ以上に、こういう舞台設定があるからこそ、四半世紀の付き合いの友人とも、いつもと違って、ちょっと真面目に格好つけて喋ることができました。

そのこともなかなか胸躍ることでした。


*


以下は余談ながら、ちょっと書きつけておきます。

「本の未来を考える」というのは今回のトークの一番大きなテーマでしたが、僕はいま、このブログを読んでくださっている方にはご存じのさる事情により、なにごとにつけ「未来を考える」ということについ二の足を踏んでしまう状態にあります。

小声でいいますが、未来が僕に関心を失ったように、僕も未来には関心が薄い。


身近な人びと・いままで出会った大切な人びとの未来には関心があります。

そのなかには当然HISASHIも含まれる、幸福で自由で長い人生を歩んでほしい、顔の見える人たちがいます。

でももっと大きくて抽象度の高い「未来」は、僕の手には負えない。

だから、相手の顔をよく見ること、そういう人たちとの「現在」を大事にせざるを得ないこと。

「本」は僕にとってはそのためのツールであり続けたし、これからもそのようなものとして大事であり続けるでしょう。



お招きいただき、ありがとう。

「ニンゲンラジオ」、今後ともよろしくお願いしまっす!



bottom of page