往復書簡「本を作ること、生きること」第2回復路――自由で危険な広がりのなかで堀くん 第2回往路を読みました。 鶴見俊介曰く、 「歴史を考えるときには、「回想の次元」からだけでなく、「期待の次元」からも見ることが大切だと思っている」 とのこと、つまり、歴史を考えるときには、ある種のポイティブさをもって臨むことが必要ということでしょうか。 期待というのは未来(これから起こる歴史)を見つめるときの態度であって、回想は過去(すでに起こった歴史)を見通すときに必要である、とするなら