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執筆者の写真みずき書林

What are you doing the rest of your life?


お世話になっている方が転職することになり、昨日は挨拶に行ってきました。

書籍を海外に輸出・販売する会社の取締役で、前職ではよく一緒に海外出張したりして、僕が独立してからも、何かと気にかけてくださっていました。



このたびその方が転職することになり、来年1月からまったく新しい環境で――とはいえ、これまで培われたスキルやキャリアを活かして――仕事を始められるとのことでした。

そのさっぱりとした明るい表情を拝見していると、新しいことを始めるふっきれたワクワク感が伝わってきます。

その方はいま54歳で、32年間勤めた会社を離れて、新しいトライをしようとしています。

そういう決断をして、気持ちを前に向けていくまでには、様々な要因や決断があって、そのすべてがポジティブに背中を押してくれるようなものではなかったと推測されます。

ときには、背中を突き飛ばすような要因だって、あったかもしれません――それは、2年ほど前の僕自身のことを振り返ってみてもよくわかるのです。

持参したお土産は、お世話になった御礼という名目になるか、祝い酒と言いながら渡すことになるか、その人の表情を見て判断しようと思っていましたが、ごく自然に後者になりました。

思い出話も交えつつ、日々どちらかを感じなければならないなら、不満よりも不安のほうが、精神はぜんぜん耐えられる、という話をしました。


***


その前日、月曜日は恒例の授業日。

いろんなゲストを招いてお話をいただいています。

今回は大川さんに来ていただき、高校時代の平和大使の頃からいまに至るまで、映画と本に結実するまでの行動とお考えをあらためてうかがいました。

学生に向けての、マーシャルへの思いを聴きながら、ああこの方は本質的に頭がいいんだなと再認識しました。

僕は家庭環境や仕事の関係もあり、これまで〈頭がいい〉とされている人にはたくさん囲まれてきました。その多くは勉強ができるとか、理路整然としているとか、言語化能力が高いとか、博識であるとか、そういう種類の賢さでした。

大川さんの場合は、もちろんそういう種類の賢さもあるにせよ――それ以上に、人生を真剣に楽しむ能力が高い、という全然違うタイプの賢さのようです。


授業の最後に、「10年後にどうなっていたいか」というお約束的な質問をしたところ、いろんなやってみたいことをお話しいただいたうえに、「いま予想できる範囲以上のことをやっていたい」とおっしゃいました。



いくつになっても・いつまでも、新しいことにトライできるのはいいですね。

見習いたいものです。



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