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  • 執筆者の写真みずき書林

お勧めの長篇小説

先日の講義で、ゲスト講師の堀郁夫くん(春陽堂書店編集部)に、

「小説限定で、お勧めの1冊は?」

と即興で訊いてみました。


彼は少々迷った挙句に安部公房の『壁』乃至『砂の女』を挙げました。

直後に同じ質問を逆に問い返されて、咄嗟に、


1.村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』


を挙げたのは、後悔はないけど、いささか性急に過ぎた感じもあります。

そこで、あくまで学生に勧めるとして――そして他人には「お勧めの1冊」と訊いておきながら自分は10冊も挙げるのはずるいと言われるのは承知の上で――あらためて「小説限定(より正確にいえば長編小説限定。順不同)」でのお勧め本です。



2.堀田善衛『路上の人』

3.グレアム・スウィフト『ラストオーダー』

4.司馬遼太郎『燃えよ剣』

5.デヴィッド・ロッジ『交換教授』

6.ジュリアン・バーンズ『10 1/2章で書かれた世界の歴史』

7.吉行淳之介『暗室』

8.筒井康隆『ロートレック荘事件』

9.池波正太郎『藤枝梅安シリーズ』

10.谷崎潤一郎『細雪』



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