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  • 執筆者の写真みずき書林

こころとからだ


昨晩全く眠れず、12時に就寝し、2時に目が覚める。

そのまま6時まで一睡もできず。

おかげでなんだか調子が悪い。

昨日はわりと穏やかに過ごせたのだけど、今日はお腹が重たくて食欲も乏しい。

寝不足のせいか、こめかみのあたりが鈍く痛い。


一日一日、体調は変化する。


寝ないといけない気がして、クリームの散歩と朝食のあとベッドに入るが、やはりなかなか眠れない。薄い眠りの中で悪夢を見る。

ただ具合の悪さにじっとフォーカスしてしまうような時間を過ごしてしまい、かえってよくない。


というわけで、午後は台風の晴れ間を狙って、徒歩10分の山種美術館に企画展を観に行く。

まあ、台風のときにどうかと思うけど、前から行こうと思っていた「水のかたち」展。

千住博の滝がメインフィーチャー。

それもよかったけど、個人的には川端龍子のトビウオの襖絵が面白かった。

写実的で躍動感のある飛魚の背景は、日本画的なタッチでデザイン性の優れた海流の意匠。

昔の日本画は(もちろんそうではないものもあるのだろうけど)思想性がないのがいい。ただシンプルなデザインと技巧があるのみ。

そういうのを観るのもいい。


帰宅して、がっちりPC作業。

60頁ばかりの冊子を組む。一日でかなり目途が立った。


多少体調がよくなくても、寝ているよりも何かしているほうがよっぽど気が紛れる。

自分の身体の不調をまっすぐ見つめるよりも、他のことに集中して時間を費やしたほうがいい。


ただ、1年以上前、まったく健康で、健康であることを当然のこととして暮らしていた時のことを思いかえすと、哀しくなる。

自己憐憫とは少し違うのだけど、一個の生物として、「この人、憐れだな」という感じ。

またこの先のことを考えても、基本的には本復しないことに対して、同じように感じる。


ともあれはっきりしているのは、身体の不調は気持ちに直結しているということ。

調子が悪いと、気持ちを平穏に保つことはそうとうに難しくなる。

痛みや辛さがあるときに、治る見込みがとても薄い、ということがどれほど気持ちを削ぐか。


いっぽうで、気持ちが身体をコントロールできる部分もある。

身体が精神に及ぼす力ほど強くはないけれど、それでも気持ちによって、そして行動することによって、あるレベルまでの体調不良は統御可能だと言える。




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