top of page
  • 執筆者の写真みずき書林

ひとりと一匹の休日 9/18

妻が外出しているので(この雨のなか、友だちに会いに行った)、すごく久しぶりに、ひとりと一匹で自宅で過ごす休日。


昨日は倦怠感というほどではないのだけど、なぜか異様に眠く、ずっと眠っていた。体感としては、20時間くらい寝ていた感じ。

そのせいか、今朝は目覚めもすっきり。

7時に起きて、今日から日課になった血圧を測る。

起きてゆっくり読書。ときどきクリームを撫でつつ。

メールを何本か返信。

それから3人で散歩。途中で雨が降ってきたけど、奇跡的な準備の良さで傘とクリームのレインコートを持ってきていた。でもびしょ濡れになる。この先の数日は仕方がないか。

というか、クリームよ、明後日くらいはさすがに散歩いけないかもしれないよ。


帰宅して朝食。昨日妻が作ってくれたグラタンを温め直して。

支度をして、妻は慌ただしく友だちの元へ。


ステイシー・ケントのアルバムを聴きながら読書。

最近知ったシンガーだけど、音数の少ないバックトラックにウィスパー系のヴォーカルがとても品がよく耳に心地よい。

カズオ・イシグロのお気に入りというのもなんとなくわかる。

landslide、blackbird、one note sambaなどカヴァーの選曲も王道でいい。


読んでいるのはメイ・サートン『74歳の日記』。

一気にページ数を稼ぐような読み方ではなく、ゆっくり味わって読みたい。ほんとに身辺雑記なんだけど、読んでいるとなぜか落ち着く。

この人の未読の本はまだまだたくさんあるので、手元に置いておきたい。

メイ・サートンは老齢で心筋梗塞。こちらはそこまでの年齢ではないけれど癌。状況は異なれど、日常は続く。気持ちの持ちようで良いほうにも悪いほうにも転がりながら。


読書や音楽といったこれまで慣れ親しんできた行為について、この先、どういうふうに向き合うのがいいのか、たまにわからなくなる。

これまで愛読してきた本を再読・三読したいと思う。もう一度――最後になるかもしれないから――楽しかった読書体験を味わってみたい。

その一方で、未知のものにも触れたい。未知の良いものに触れると、途方もなく未練な気持ちにもなるのだけど。


昼食はいただきものの刀削麺。簡単で美味しかった。

クリームには鶏むね肉を茹でてあげる。


午後もソファに寝転がって読書と音楽。

普段なら少し昼寝をするところだけど、眠くならない。


14時頃、林檎とレモンと蜂蜜を使ってジャムを作る。

BGMはコルトレーンの『A Love Supreme』にしたけど、あまり林檎ジャムを作るのに適した音楽ではなかった。

匂いを嗅ぎつけてクリームがずっと足元にいる。


それからまた読書を少しして、いまこれを書いている。

外は土砂降りの大雨。

夕方の散歩が面倒だ。どうするクリーム? 

まあ、きみはどんなときでも散歩には行きたいよね。注意していくぞ。


林檎ジャム食べたい。



最新記事

すべて表示

引き続き倦怠感

またしばらく更新が滞りました。 この数日、倦怠感があったり、急に明け方に高熱が出たり、ちょっとだけ参ってました。 本当はこういうときこそブログや日記を書くべきなのかもしれません。 体調がよくて比較的平穏に過ごせているときだけでなく、ちょっと具体が悪いときほど、書き残しておくべきなのだと思います。 しかし頭ではそう思っていても、実際に具合が悪いと、なかなか思ったように書けません。 そういうときは時間

倦怠感が少し

昨日今日くらい、なんだか倦怠感が強く身体がうまく動かない感じ。 ここのところずっと点滴していたステロイドを半量に減らしたので、その影響もあるのだろうか。 身体に力が入らず、集中力に欠ける状態が続いていて、少しつらい。 まあ、こんな日もあるということで、できる範囲・できる時間で仕事をしていくしかない。 スピッツの新譜を聴きながら仕事。 あいかわらずのグッドメロディ。学生の頃から聞いてきた音楽。 なん

19日、20日の日記

5月19日(金) 昨日は実に眼福なものを拝見する。 公開してもいいものかどうかわからないのでここに詳しいことを書くことはできず、思わせぶりな書き方になってしまいけれど、本当に恐縮かつ光栄なことでした。 ごくごく身内にだけ見せて、感涙に咽んだのでした。 5月20日(土) 午後からイベント3連発。 13時から第4回聖書読書会。 マタイによる福音書。今日読んだ最後の節が、イエスがガダラの人を癒すというく

bottom of page