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  • 執筆者の写真みずき書林

もっと賢かったらよかったのに


最近、つくづくと「もっと頭がよかったらよかったのに」と思う。

自分の人生がこんなふうになって、考えるべきことがたくさんある。

柔軟に受け入れて咀嚼し、きちんとした態度とともに考えを述べることができたらどんなにいいだろうかと思うことが、ほんとうにいっぱいある。

でも僕の頭は自分が望んでいるほどには良くなくて、いつも隔靴掻痒の感覚がある。

もっと明晰に、もっと根源的に思考することができたら、どんなにいいだろう。


いま、自分の本を書いている。これは人生で初めての体験で、おそらくは最後の体験でもあるだろう。

自分で書くことは、これまで山のようにやってきた編集作業とは全く異なる営為だ。

そこでは(他者がではなく)自分が何を考えているのかが強く問われることになる。僕はいま死にかけていて、人生で最初で最後の本を書こうとしている。自分の考えを表現し書き残しておく、またとないチャンスだ。

にもかかわらず、僕の書いたものがいささかでも面白いのか、人に何らか訴える力をもっているのか、まったく心もとない。

もっと書くべきことがあるのではないのか。もっと深く、根源的に考えられないのか。それをもっとわかりやすく明晰なことばで表現できないのか。

そんな思いにばかり囚われている。

しかし惜しむらくは僕の賢さは、自分が期待しているほどではない。

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