top of page
  • 執筆者の写真みずき書林

シン・エヴァ

アレを観てきました。

『シン・エヴァ』。


以下、たいしたネタバレは含みません。



まあこの作品群は、批評誘発性の高さ=何が何だかわからんけど、なんか深そう。と思わせることでここまで長きにわたって人気を博してきたのだから、作品としては完結しても、視聴者のなかでは閉じないような構造になっているのは織り込み済み。


シンプルなハッピーエンドとか大団円を迎えるはずはないのは、みんなわかっていたと思う。

とはいえ、終わったは終わった。

(少なくとも、映画とかテレビといった平面的なテクノロジーのなかでは)これ以上続きはないね(やめてね)というくらいには、終劇している。


震災と原発事故を経て、コロナ禍でみんなのATフィールドが全開のなか、この作品がついに完結することをどう分析するか。


……みたいなことは、いま100万人くらいが書いているんだろうな。



ともあれ、映像は圧倒的で、それだけで観に行く価値はある。

僕はアニメについては何の造詣もないけれど、日本のアニメーション技術の最高峰なのは、そんな僕にもよくわかる。

とにかく日本のアニメ映画は、ごちゃごちゃしたメカがぎゅんぎゅん動く描写と、夏の田舎の描写がほんとに好きだ。宮崎駿を総大将として、細田守も新海誠も庵野秀明も、みんな「メカと田舎」が大好き。

唯一の例外は、メカにほとんど関心を示さなかった高畑勲くらいじゃないだろうか。


音楽の使い方も面白く、このあたりも庵野秀明のキャリアとプロフィールから分析するのは、マニアの食指が動くところなんだろうと思う。


映像の圧倒感と音楽の多彩さを満喫するために、やはり劇場のでかいスクリーンとでかい音で観るのが楽しい。


……みたいなことは、いま100万人くらいが書いているんだろうな。


アスカ、言ってくれ。シンジ君に放ったあの名台詞を。

最新記事

すべて表示

引き続き倦怠感

またしばらく更新が滞りました。 この数日、倦怠感があったり、急に明け方に高熱が出たり、ちょっとだけ参ってました。 本当はこういうときこそブログや日記を書くべきなのかもしれません。 体調がよくて比較的平穏に過ごせているときだけでなく、ちょっと具体が悪いときほど、書き残しておくべきなのだと思います。 しかし頭ではそう思っていても、実際に具合が悪いと、なかなか思ったように書けません。 そういうときは時間

倦怠感が少し

昨日今日くらい、なんだか倦怠感が強く身体がうまく動かない感じ。 ここのところずっと点滴していたステロイドを半量に減らしたので、その影響もあるのだろうか。 身体に力が入らず、集中力に欠ける状態が続いていて、少しつらい。 まあ、こんな日もあるということで、できる範囲・できる時間で仕事をしていくしかない。 スピッツの新譜を聴きながら仕事。 あいかわらずのグッドメロディ。学生の頃から聞いてきた音楽。 なん

19日、20日の日記

5月19日(金) 昨日は実に眼福なものを拝見する。 公開してもいいものかどうかわからないのでここに詳しいことを書くことはできず、思わせぶりな書き方になってしまいけれど、本当に恐縮かつ光栄なことでした。 ごくごく身内にだけ見せて、感涙に咽んだのでした。 5月20日(土) 午後からイベント3連発。 13時から第4回聖書読書会。 マタイによる福音書。今日読んだ最後の節が、イエスがガダラの人を癒すというく

bottom of page