top of page
  • 執筆者の写真みずき書林

本の未来って?――ニンゲンラジオにゲスト参加


1997年4月。高田馬場の飲み屋。

そこで開かれた映画サークルの新人歓迎コンパで、僕は、その後大学時代の大半を一緒に過ごし、同じアルバイトをし、卒業後も4年間にわたってルームシェアをし、お互いの結婚式ではスピーチを述べ合い、一緒に家族ぐるみで旅行に行くような友人に出会いました。

振り返ってみれば、この街でもっとも古い付き合いになる友人です。


彼――ここではHISASHI君と呼んでおきますが――は大学卒業ののち、マーケティングプランナーなる仕事をしています。

僕にはそれがどういう仕事なのかいまひとつわかっていないのですが。


そしてそんな彼が、最近、音声配信の番組を始めました。

相棒は、同じくマーケティングプランナーの後輩であるAMIさんという方。

番組名は「ニンゲンラジオ」。


番組の説明文によると、

「最新トレンドやニュースから日本人の今の価値観や欲望を考察し、次の時代にウケるかもしれないアイデアを考えてみたりする」

「実際に起こった確かな事象を手がかりに、そこに含まれるニンゲンの隠れた本音を炙り出していくことで、日本人の現在地を探ろうと試みています」

という妄想思考実験番組。


これまでアップされたコンテンツでは、「推し」とは何かを言語化しようとしたり、ASMR(このことば、僕は初めて知った)について考察したり、「若者の○○離れ」という言説を深掘りしたりと、なかなか楽しい。

世間のトレンドや潮流から遠く離れて暮らしている人文系ぼっち出版社としては、勉強になることばかりです。



先日、彼らふたりが自宅兼事務所にやってきて、番組を収録していきました。

僕はひとり出版社として、ゲスト参加しています。

お題は「本の未来を考える」。

本という媒体にはこの先どれほどの有効性がありうるのか、という古くて新しい定番の話題。

初対面の若いAMIさんと四半世紀にわたる付き合いのHISASHIに向かって、できの悪い子どもを必死に弁護するような語りに注目です。



番組はPodcasts、Spotifyなどなどで視聴可能。

前述のとおり、過去のコンテンツもとても面白いので、この機会にぜひ。

彼らの駆使する業界用語・ヨコモジとともに、広告のヒトたちが何を考えて仕事をしているのかが楽しくわかります。




最新記事

すべて表示

もう一度ちからを

ずいぶん更新が滞りました。 まだ長い文章を書く余力がありません。 ただ自宅に戻り、療養しています。 どうか見守ってください。 ふたたび仕事をしたり、みなと会ったりする力を取り戻せますように。

引き続き倦怠感

またしばらく更新が滞りました。 この数日、倦怠感があったり、急に明け方に高熱が出たり、ちょっとだけ参ってました。 本当はこういうときこそブログや日記を書くべきなのかもしれません。 体調がよくて比較的平穏に過ごせているときだけでなく、ちょっと具体が悪いときほど、書き残しておくべきなのだと思います。 しかし頭ではそう思っていても、実際に具合が悪いと、なかなか思ったように書けません。 そういうときは時間

倦怠感が少し

昨日今日くらい、なんだか倦怠感が強く身体がうまく動かない感じ。 ここのところずっと点滴していたステロイドを半量に減らしたので、その影響もあるのだろうか。 身体に力が入らず、集中力に欠ける状態が続いていて、少しつらい。 まあ、こんな日もあるということで、できる範囲・できる時間で仕事をしていくしかない。 スピッツの新譜を聴きながら仕事。 あいかわらずのグッドメロディ。学生の頃から聞いてきた音楽。 なん

bottom of page