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  • 執筆者の写真みずき書林

越乃寒梅を……まあひとまず2合徳利で2本ほどお願いします


5月11日は、先述のとおり横浜で井上祐子先生の講演を聴いた後、品川にとって返して某呑み会に参加。本当は呑み会前の研究会にも顔を出したかったがムリだったので、恐縮ながら呑み会から合流。ご本人の名誉のために特に名を秘すが、ナカさん(タにアクセント。このアクセント移動は、真面目な研究者/研究会主宰者ではなく、酒飲みのペルソナ名を含意すると解釈)は、研究会の打ち上げに日本酒飲み放題の店をチョイスする人物である。研究会の案内には「飲む人は多く払う」ときちんと明記してある。明朗会計である。


僕の隣には、ナカさんと盟友関係にあるほぼ同年代の研究者が座っている。この人はこの数年、タイやらエジプトで教鞭を執っていて、5年ぶりくらいに再会した。再会したてにもかかわらず、話題はのっけから「金はないけど、どういうわけだか毎日ご飯は食べられる」「生きていく秘訣は収支計算しないこと」などなど。本質的には真面目なのに道を踏み外し気味の大人のトーク。そんなに飲んだつもりもないのだが、いつしかけっこう飲んでいたと思われる。向かいには会の重鎮の女性が座っていて、野菜を作るという条件で地方移住を勧めてきて、踏み外すほうの道をぐいぐい拡張してくださる。だいたいこの日は、前日夜ににんにくとシシリアンルージュでトマトソースを作っているところにナカさんから受信したメールの末尾に、「いまチキンのトマト煮を作っていて、にんにくが良い香りです」とあって、妙なシンクロになんだかいかにも飲みそうな予感がしていた。


そんなこんなで、自覚はなかったがそれなりに飲んだみたい(なお二次会も日本酒を飲ませる店だった)。というわけで、翌日は日曜なのに見事にお酒を飲まなかった。夕食は、しらすを入れた出汁巻き卵、酢橘で和えた平政の刺身、雁もどきと小松菜のおひたし、胡麻豆腐をお重に盛ってお弁当風に。平政はごはんに乗せて出汁をかけてお茶漬けに。その翌日も、鯵の開きを焼き、肉じゃが、大根と若芽の味噌汁を作って綺麗に断酒。二日間にわたってお酒を飲まなかったのは我ながら偉い。というほどでもないか。


本日もお腹に優しい参鶏湯を鍋にたっぷり。

明日は夕方に税理士さんから決算の話を聞くことになっていて、確実にへコんでいる予定なので(笑)、いまのうちに軽いタッチのことを書いておこう。


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